SusHiTechTokyo2026

キーマンインタビュー

東京から世界へ 未来を「実装」する都市の挑戦

東京・有楽町。老舗の飲食店や劇場やコンサートホールなど、過去と未来が交差する東京のど真ん中だ。
世界都市東京が誇る、国内外からスタートアップやその支援者が集い、交流する拠点「Tokyo Innovation Base」がある。
東京都が主催する世界的展示会「SusHi Tech Tokyo」の事務局拠点も兼ねている。
「持続可能な都市を最先端のテクノロジーで実現する」という力強いビジョンを掲げた「SusHi Tech Tokyo」。
展示会のキーマンに、その全貌と想いを聞いた。

※以下、敬称略にて掲載。

第一章 名前に込められた、静かな決意

東京都 スタートアップ戦略推進本部
スタートアップ戦略推進担当部長 前林 一則 様

― 「SusHi Tech Tokyo」という名称には、どのような想いが込められているのでしょうか?

前林 :「Sustainable High City Tech Tokyo」の頭文字を取ったものです。テクノロジーで持続可能な未来都市を実現することを掲げた理念であり、東京・日本の象徴ともいえる「スシ」にかけ合わせています。

― このイベントはどのような経緯で生まれたのですか?

前林 :2023年の前身イベント「City-Tech.Tokyo」をさらに深化させた形です。「東京から世界をより良くするイノベーションを起こす」という明確なビジョンを掲げ、毎年その内容を進化させています。

第二章 「課題」を「市場」に変える、逆転の発想

― 東京が抱える課題について、どのように捉えていますか?

前林 :少子高齢化、気候変動、インフラの老朽化など、これらは世界各都市が抱える共通の課題です。私たちはこれをスタートアップなどによる新たな技術を活用して解決していくなど、大きなイノベーションを起こしていきたいと考えています。

― 2026年版では、展示の内容にどのような進化がありますか?

前林 :毎年、社会や人々の暮らしに大きな変革をもたらす領域にフォーカスし、セッションや先端技術のデモ・展示を集中展開する「Focus on」を定めて展開していますが、今年は「AI」「Robotics」「Resilience」「Entertainment」の4テーマを軸に、「見る」だけの展覧ではなく、技術をどう社会に組み込むかという「実装」や、来場者が未来を肌で感じる「体験」を両立できるようにしています。AIとロボティクスが融合した次世代の自動配送システム、自動運転、そして災害に強い都市づくりを支える最新技術など、多くの実機やデモ展示を企画しています。

― 運営面での工夫はありますか?

前林 :世界各地から750社のスタートアップ出展、10,000件の商談創出、60,000人の参加者という高い目標に対し、著名な登壇者による最新トレンドなどに関するセッションに加え、AIが商談相手をリコメンドする機能などを備えたアプリによる商談・マッチングの強化など、ビジネス創出を確実に後押ししようとしています。

第三章 東京を「拠点」へ グローバルな野望

― 世界のスタートアップに対して、東京の強みをどう打ち出していますか?


前林 :東京には1,400万人以上の人口や、膨大な個人金融資産、多くの大企業が集積しています。これらを「実装フィールド」として世界に提示することで、「なぜ東京に行く必要があるのか」という問いに、明確に答えられると考えています。海外の投資家や起業家にとって東京を「一度訪れる場所」から「グローバルにビジネスを展開するための拠点」へと変えることが目標です。

― イベント期間外のサポート体制についても教えてください。

前林 :グローバルなスケールアップが見込まれるスタートアップに最大2億円規模の支援など、グローバル展開を目指すスタートアップを後押しする仕組みを整えています。

第四章 未来は、待つものではない

― 会場の雰囲気や、来場者へのメッセージをお聞かせください。

前林 :広大な会場内には様々なパビリオンが立ち並びます。毎日新しい発見と感動が来場者を待ち受けていますので、連日訪れても飽きることがないと自負しています。

― 最後に、このイベントにかける想いを一言でお願いします。

前林 :世界中から集結した知恵と情熱が渦巻くこの場所で、イノベーションの最前線に触れ、自身のビジネスや生活を変える新たなつながりを見つけてほしい。東京から世界へ、そして未来へ。SusHi Tech Tokyo 2026は、皆様の来場を心よりお待ちしています。



【編集後記】

インタビューを終えて、もう一度Tokyo Innovation Baseを見上げた。
東京のど真ん中にあるスタートアップの拠点は、これから世界のスタートアップの中心となる。
テクノロジーをひけらかすのではなく、社会課題と向き合って「解決の為に実装する」コンセプトは、今までにない展示会である事の熱量を感じた。
ますます発展する展示会として期待したい。



interviewee:前林 一則(東京都 スタートアップ戦略推進本部 / スタートアップ戦略推進担当部長 )
interviewer:岡本 有香(展示会ドットコム主宰、グローブコム株式会社)
writer:中村 賢司(展示会ドットコム主宰、グローブコム株式会社 代表)


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※本記事の情報は、2026年4月時点の内容です。
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※No AI Writing(本記事はAIを使っておりません)

セミナー情報

 ※詳細はSusHiTechTokyo2026の公式サイトよりご確認ください。

展示会情報

開催期間 2026-04-27~2026-04-29
開催場所 東京ビッグサイト
公式サイト 展示会公式サイト (外部ページへ)
主催者 SusHi Tech Tokyo 2026実行委員会